山の中で道を聞いたはずのオバチャンに、気づいたら手を引っ張られてぐんぐん畑の中に。
たどり着いた先は、畑の端でちょうどみんなご飯どきやった。
輪の中に入るなり、私の分らしきお椀とお箸が渡される。
「え?食べていいの?」まだ落ちつかへん私に、
「ここに座りなさい。」とか「コレを食べなさい。」と、次々に
私のお椀の中にいろんな人からおかずが放り込まれる。
今日のメニューは魚を焼いたものと、たくさんの野菜を一緒に煮たもの。
味のついてない魚はいろんな香辛料の混ざった塩と一緒に食べる。
「ハウツー(おいしーい)!!」って言ったらオバチャンたちは「アハハ!!」って笑った。
何言ってるのかさっぱりなんやけど、オバチャンとうとうお椀をお箸でたたきながら踊りだすから一緒に笑った。
ご飯ゴチになったお礼に稲刈り手伝おうと思って、靴脱いでパンツのすそめくりあげたら白い私の太ももパーンっ!!てたたいてまたオバチャン豪快に「アハハ!!」って笑う。
中腰で泥の中の作業は思った以上に大変。
ここは日本の畑とまた違って稲刈り時でも太ももくらいまで泥水がある。
稲を刈るのは女性の仕事。
刈った稲をたたきつけるだけのシンプルな方法で、脱穀していくのは男性の仕事。
腰つかれた〜って思ってたら、オバチャン掴んだ魚を高く上げて「採れたよー!!」こっちに向かって叫んでる。
おぉぉぉ、手づかみ!?そして魚をいきなりこっちに思いっきり投げる!!「ぎゃー!!」叫ぶ私に一同爆笑。
あー昼間食べたのはコレか。
他にもついでにタニシ(?もちろん食用)もとって夕飯にするらしい。
ついでのわりにに大漁。
日が沈みかけてきたから、「ありがとう。」と言って帰ろうとしたら
「夜ご飯食べてかないの?」って言われた。笑
目的地にはまったく辿りつかへんかったけど、よく笑った1日やった。